善通山 宝満寺  善い行いを通じて、心の宝が満たされる寺、善通山 宝満寺 
南無妙法蓮華経と唱えて幸せになりましょう
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 2、仏教とは

仏教とは、お釈迦様の教えにしたがい、信仰によりお釈迦様と同じように覚りを開き、永遠なる安心を得ることを目的とする宗教です。


1、仏教とは
 今から約三千年前にお釈迦様が説かれた教えを基に、お釈迦様と同じ覚りを開く(仏と成る)ことを目的とし、仏様を信仰することにより永遠なる安心を獲得することが出来る宗教です。
   ・注、仏とは、覚りを開かれた方のことであり、亡くなられた方のことを指すものではありません。

2、真の仏教信仰とは
 久遠の本仏を拝み、南無妙法蓮華経と唱え功徳を積み、素直で穏やかに暮らすことが、仏教の本来の姿です。
   
久遠(くおん)本仏(ほんぶつ)とは・・・妙法蓮華経如来寿量品(みょうほうれんげきょうじゅりょうほん)第十六に説かれる仏
・数え切れないほどの遠い過去に覚りを開かれた仏。
・お釈迦様の根本となる仏
・妙法蓮華経如来寿量品第十六に
「自我得仏来  所経諸劫数 無量百千万 億載阿僧祇」
(私(釈迦牟尼仏)が仏として悟りを得てより経過した時間は、百千万億・載・阿僧祇という、計り知れないほどの時間(久遠)である)[現代語訳]
と記されていることから久遠の本仏と名付ける。
・南無妙法蓮華経も久遠の本仏である。
日蓮聖人は、久遠の本仏及び仏の世界を表した大曼荼羅御本尊(だいまんだらごほんぞん)拝みなさいと述べられている。
○○○
・お釈迦様が残して下さった良薬である「南無妙法蓮華経」を唱えることが信仰の中心です。
南無妙法蓮華経は、妙法蓮華経を要約した心を清らかにする薬です。
南無妙法蓮華経唱えることで功徳を積むことができます。
○○○
・功徳を積み素直で穏やかな者には、お釈迦様の導きがあり、安心を得ることができる。
・妙法蓮華経如来寿量品第十六に
「諸有修功徳 柔和質直者 則皆見我身 在此而説法」
(いろいろな功徳を積み、柔和で素直な人々は誰でもみな、私の身体がここに現されて法を説くのを見る。)[現代語訳]
と記されている。
・我々は、いろいろな罪障により悪い因縁を持っているが、功徳を積み穏やかで正直な心でいれば、罪障が消滅していき安心を得ることが出来る。
・仏教の根本は信心である。。信心を以て智慧の代わりとする。
・日女御前御返事に
「南無妙法蓮華経とばかり唱えて仏になるべき事尤も大切也。信心の厚薄によるべきなり。仏法の根本は信を以て源とす」としるされている。
 [現代語訳]
南無妙法蓮華経と唱えたことにより仏と成れることは最も大事なことである。しかし、仏に成れるか成れないかは、信心の厚いか薄いかによる。仏教の根本は信心にある
・仏教の基本は信心による。信心が薄ければいくらお経やお題目を唱えても仏に成るには時間がかかる。

3、仏教の覚りとは
 ・心の中に全宇宙を感じ、この世の法則を理解することが覚りを得ること。
 ・仏に成らないと本当の覚りは解らない、言葉で表すことができない。
 ・説明できる範囲で示すと下記のようなことである。

・一念三千(いちねんさんぜん)・・・仏の覚りの境地。心に一瞬にして全宇宙の法則を感じとること。
諸法実相(しょほうじっそう)・・・妙法蓮華経方便品第二に説かれる。この世の法則を現したもの。
・あらゆるものは、それぞれの「相・性・体・力・作・因・縁・果・報・相から報までが関連」が複雑に関係しており、この世が成り立っている。
この世に同じものは何一つ無い
全ての者は、姿・形が違うので、差別してはいけない。仏教は平等が基本
諸行無常(しょぎょうむじょう)・・・あらゆることは変化する。同じ状態で有り続けるものは、何一つと無い
あらゆるものは変化し続けるものだから、執着してはいけない。変化して当たり前であり、変化を恐れてはいけない


 3、ありがとうございます(感謝のある生活を送りましょう)