善通山 宝満寺  善い行いを通じて、心の宝が満たされる寺、善通山 宝満寺 
南無妙法蓮華経と唱えて幸せになりましょう
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●東日本大震災供養に関する報告及び気仙沼慰霊経報告 (平成23年6月19日)
  3月11日に発生した東日本大震災は、死亡者15457名・行方不明者7676名(6月18日現在)と多くの方々の尊い命が一瞬にして奪われた甚大な災害です。
  今もって復興にはほど遠く、被災者はじめ多くの国民が地震の影響により生活不安に陥っており、その上、東京電力福島第一原子力発電所の放射能被害は拡大するばかりで、収束するには何年かかるのかも解らないありさまで国難は増すばかりです。
  
●宝満寺としては、大震災で亡くなられた方々の霊位を供養するため、下記の供養を致しましたので報告致します。

◎3月18日から4月21日までの毎週木曜午後2時より・・・七日ごとのお経。住職のみで行う。
◎4月28日午後2時より・・・七七日忌(四十九日)法要。住職と檀信徒10名により供養を行う。
◎6月18日午後2時半より・・・百ヶ日忌お経。住職のみで行う。

●5月3日(火)宮城県気仙沼市内にて、日蓮宗僧侶5名(あま市妙勝寺住職・同寺副住職・あま市圓龍院住職・清須市瑞正寺住職・私)で15カ所にてお経を上げさせて頂。き、亡くなられた方々の霊位や家畜草木の供養をいたしました。
  余りの惨状に現実感がともなわなく、読経当日より帰宅ののち数日後の方が感情的に落ち込んでしまい。気分的にめいってしまった。
  自然の強さ怖さを実感した。人間はもっと自然に対して謙虚でなければ、そして、感謝しなければ、人間の幸せは訪れないと思った。

●気仙沼慰霊経の報告 (平成23年5月3日撮影)
 読経の後、携帯電話で撮影しました。皆さんに津波の惨状を伝えたく撮影しました。
気仙沼市本吉町付近 津波の威力で変形したガソリンスタンド
気仙沼線のレールが水際に流されていました。 気仙沼線の橋脚のみが残された浜辺、津波の威力を目の当たりに感じた。
本吉町大谷付近 この海辺では、とてもお題目が唱えたくなり、数多くお題目を唱えました。
避難所に避難した方々が九十数名亡くなられた場所 津波の被害により何も無くなったが、野花が咲き始めた被災地
火葬場付近の仮埋葬地。
ご遺体が170人ぐらい埋葬されていた。
一基づつに線香とお題目を上げました。
錦町付近。ご遺体を示す赤い旗が何本かあった。
瓦礫が津波の恐ろしさを象徴していた。
地盤沈下により海水がしんすいしている 浪板地区から本浜町方面を撮す。
気仙沼市波路上地域 清須市瑞正寺住職上人のご親戚の方が被災地を案内してくださり、犠牲者の方々に供養ができました。
 瑞正寺住職上人のご親戚の方には大変お世話になりありがとうございました。
気仙沼信用金庫松岩支店前にて 浪板地区にて
龍豊導師を勤める
 
 被災地でお経を上げたいという気持ちが今回の読経供養に現れたのだと思う。
 宝満寺での震災犠牲者に対する読経とは違った心持ちで読経出来た。震災地では霊魂がお題目を欲しがっているのが解るほどの霊魂の力を感じました。
 
 5月の連休は、法事など少なく、五人の都合もついたので行けたのだと思う、渋滞を避けて行ったので片道12時間で行けた。運転のほとんどを瑞正寺住職上人と妙勝寺副住職上人がしてくれたので助かりました。
 私は2時間ほどしか運転しませんでした。ハイエースの10人乗りだったので、いつも運転している車よりはるかに大きかったので緊張しまくりの運転でした。
 被災地の慰霊というとても貴重な経験ができました。
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