善通山 宝満寺  善い行いを通じて、心の宝が満たされる寺、善通山 宝満寺 
南無妙法蓮華経と唱えて幸せになりましょう
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9、なぜ、お参りを行うのか
なぜ、お経やお題目を上げて、
仏壇や本堂でお参りを行うのか?



1、お参りにより、亡くなられた方への供養のため
2、祈願のお参りをすることで、安心を得え、感謝をするため
3、お参りにより功徳を積み、お釈迦様と同じ仏に成るため


【解説】
1、亡くなられた方への供養のお参り

 毎日のお参りの基本は「供養」にあります。両親・親戚・先祖、先祖以外の人々への供養など、亡くなられた方への供養、成仏して頂けるように、読経・唱題の供養が必要です。

 今、自らが存在するのもご先祖様のおかげです。ご先祖様への供養は、自らの供養へとつながります。毎日、供養して下さい。


2、祈願により安心を得ることと、感謝のお参り

 苦しみや悩み事を取り除き、病気の回復や健康を願い、家族の幸せ安心を願う読経・唱題のお参りをします。

 しかし、祈願ばかりしていると、祈願のために使える功徳の力が少なくなり、効果が薄れてしまいます。「本当に願いたい時」のために願い事をあまりし過ぎないよう気をつけましょう。

 また、祈願をすることで、本尊にお参りし信仰の手助けになりますが、願うことは欲につながり、心が汚れてしまいます。

 心が汚れる前に、感謝することで、心がなごみ満足の心が芽生え、優しい気持ちになり、清らかな心を持てるようになります。

 今、生きていること、人生を送ることができ、無事生活を送れることへの感謝のお参りが大切です。
 さらに、自己や家族の祈願ばかりでなく、世界平和・国(こく)土(ど)安(あん)穏(のん)など、社会全体の幸せのためのお参りをしましょう。

3、功徳を積み、お釈迦様と同じ仏に成るためのお参り

 善い行いには善い結果が現れます。お釈迦様の説かれた教えは善いものです。善いものであるお経を唱えることで、善い行いをしたことになり、徳を積むことができます。

 お釈迦様(ご本尊)にお参りすることで徳を積むことができます。

 ご本尊を拝むことで、お釈迦様に使えたこになります。お参りをすることにより徳を積むことができます。

 法華経・お題目を唱えることで、お釈迦様の慈悲の功徳を得られ、お経の内容(お釈迦様の教え)を自然と知ることができます。 また、心が清らかになり教えを理解することができるようになり、仏の覚りに近づくことができます。

 毎日、「南無妙法蓮華経」とお題目を唱えましょう。

以上の文章は、「宝満寺たより」26年12号を加筆修正したものです

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