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日蓮聖人のお言葉 冬はかならず春となる。 いまだ昔より聞かず、見ず、冬の秋とかえれる事を。 いまだ聞かず、法華経を信ずる人の凡夫となる事を。 経文には。若し法華経を聞く者有らば、一人として成仏しないことはない。と説かれて候。 (妙一尼御前御返事 聖人五十四歳 著述) ■現代語訳■ 冬はかならず花の咲く春になります。 冬が秋に逆戻りしたなどということを、昔から聞いたことがないでしょう。 そのように、法華経(ほけきょう)(正式名称、妙法蓮華経) の教えを信ずる人が成仏しないで凡夫のままでいるということを。 「もし法華経を聞くことが有る者は、一人として成仏しない者はない」と説かれているのです。 ・ ■解説■ 日蓮聖人はこの文章を通じて、「法華経を信仰する者には、どんな苦難が有ろうとも、必ず苦しみは終わりを迎え、心の安らぎや良いことが訪れるのであるから、お釈迦様の助けや救いが有ると信じ、安心して人生を送りなさい」と教えられています。 法華経の重要な教えであるり、お釈迦様の残された良薬である「南無妙法蓮華経」と唱えることにより、お釈迦様の絶対の救いが有ることを信じて、何事にも恐れることなく、苦しみを乗り越えて下さい。 |